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過去のマンスリー・トピックス
毎月、企業や社会の諸活動の中で気になるテーマ・話題に関するひとことエッセイや、とても有用な書籍へのひとこと書評を掲載中。 最新号、及びその他の過去のトピックスはこちらから。
◆2009/12 
“今日は何の日!?” ~記念日マーケティングでwin-win-win~

先日、当社で行っているサロンの席で、出席者のYさんが結婚することを発表しました。(おめでとうございます!)その日は11月22日。思わず、「いい夫婦の日ですね。狙ってですか?」と聞いてしまいました。 残念ながら!? Yさんは特に意識はしてなかったとのことですが、皆さん記念日というのは、普段から頭に入って意識しているのではないでしょうか?
メジャーな記念日では、クリスマスや母の日、バレンタインデー。つい先日には、新しいワインを祝うボジョレ・ヌーボの解禁日などもあり、盛り上がりをみせました。
記念日には、もちろんお祝いをするだけでなく、関連商品の大きな売上につながります。
今回は、この“記念日マーケティング”について考えてみたいと思います。

記念日とは、そもそもどう決めるかと言うと、(国民の祝日などは別ですが)日本記念日協会に一定の要件を満たせば、基本的には誰でも申請することができます。


日本記念日協会

●記念日文化の発展を願い、従来からある記念日はもちろん、新たに誕生した記念日についても登録制度を実施しています。
●記念日を登録したい場合は、記念日の名称・日付・由来などの必要事項を、所定の申請書に書いて申し込みます。
●協会側の審査をパスすれば、1件73,500円(税込み)の登録料で、記念日を新たに登録することができます。
●なお、プラス31,500円で額入りの「記念日登録証」が発行してもらえます。
●また、同じ記念日を年に2~4回まで登録したいとき(四季ごとになど)は、1件147,500円、5回以上登録されるとき(毎月など)は、1件220,500円がかかりますが、審査費用や更新料などは一切かかりません。


ちょっと前までは記念日というと、業界団体などが決めて登録するケースが多かったのですが、最近では一企業が登録するケースが出てきました。
例えば、11月11日 ポッキー・プリッツの日(グリコ)などです。
各社はその記念日に合わせて、さまざまなイベントを開いています。

【ポッキー・プリッツの日記念イベントSHIBUYA エビバデ!ポッキー!!フェスタ(09年11月3日)】

★ポッキー&プリッツサンプリング
★ポッキービンゴ大会      
★オリジナルCM撮影会      
★スタンプラリー        

などをはじめ、各地で様々なイベントやキャンペーンを実施しています。


ではなぜ、このような記念日を制定しているのでしょうか?
大きな理由としては、「低コストで、商品を買う・売る理由が作れること」です。
商品を買うのには、“理由”がいります。その“理由”を容易に作れる言わば“魔法”が記念日なのです。前述の、クリスマス、母の日にはプレゼントを買うのに抵抗がありません。
土用の丑の日、節分、ボジョレの解禁日・・・。特にうなぎや恵方巻きが食べたい訳でも、ボジョレが飲みたい訳でなくても、ついつい買ってしまいます。
そして、買う立場(消費者)だけでなく、売る立場(流通)にもこの“魔法”が効きます。
流通・小売店は、いかにお客さんを自分の店舗に呼び込みたくさんの商品を買ってもらうかに頭を痛めています。クリスマスや丑の日だけではなく、 例えば“キノコとお肉で「秋の味覚まつり」” “北海道うまいもの市” 、このような販促イベントも良く見かけますよね。
その販促企画を、記念日は作ってくれます。(それも強烈に)しかも(大概は)販促費用もメーカーが出してくれて、中には売場づくりまでやってくれたりします。まさに流通・小売店も願ったり・叶ったりですね。


次にマーケティングで良く使われる、消費者の購買決定プロセスを表す『AIDMA(アイドマ)の法則』で“記念日マーケティング”を見てみましょう。先程の11月11日はこんな感じになるのではないでしょうか。(あくまで私のイメージですが)

【近所のスーパーを訪れた私・・・】

Attention(注意):
派手なPOPやボード、ゴンドラ展示などでポッキーを訴求
「あっ! ポッキーだ。」

Interest:(興味):
ポッキーの日の表示を見て
「ふ~ん・・・ ポッキーの日、そんなのあるんだ。」

Desire(欲求):
POPや展示の商品を見て
「なんか見ていたら久々にポッキーを食べたくなってきたな・・・」

Motive(動機):
「今日はポッキーの日だし、それなら買おう!」
ここに一番大きい影響があるでしょう。

Action(行動):
手にとって、買い物かごへ♪

どうでしょうか。本当に私はやってしまいそうです(苦笑)

『AIDMA(アイドマ)の法則』とは(ウィキペディア)

消費者からみても、多様な商品の中で、あえて買うための強い動機が必要です。記念日はそんな消費者を後押ししてくれます。しかもそんな効果のある記念日が1件73,500円(税込み)の登録料で作れてしまいます。(めちゃくちゃ低コストですね。)
記念日マーケティングは、使いようによっては、低コストでメーカーも流通も消費者も喜ぶ(win-win-win)まさに“魔法”の施策になるのではないでしょうか。

まとめますと、
商品を売る・買う理由がなければ、自分たちで考えてつくろう。
記念日は、使いようによっては“魔法”の施策になる。

記念日だけでなく、賞を作るなど(例えば“本屋大賞”等)商品を売る・買う理由がなければ自分達で作ることは有効なマーケティングの施策です。とは言っても、「どんな記念日や賞を作ればいいのか・・・」「作ったとしてもうまくいかせるか・・・」「連動したい販促プログラムはないか・・・」そんなお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私達ダイナアーツでは、確かな実効性がある実行力の高いプログラム設計を支援しています。上記の課題を抱えている皆様、是非一度私達ダイナアーツへご相談ください。
成功の記念日を一緒に作りましょう!

※本記事は、メールマガジン(毎月発行/無料)「売れまめ! 売れない時代に売れるためのまめヒント」5号を加筆・編集したものです。
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(髙木)


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